おそば屋さんのそばつゆよりも、美味しいそばつゆを作りたい! そばつゆの作り方【武州屋秘伝】
そばつゆの作り方・椎茸専門店のそばつゆは一味違う?!

そばつゆの作り方 椎茸専門店のそばつゆは一味違う?!
「おそば屋さんのそばつゆよりも、美味しいそばつゆを作りたい。」
私はお蕎麦が大好きで、本当によく食べるのです!
そばはとってもヘルシーだし、体にいいじゃないですか♪
お蕎麦を美味しくたべるには、いったいどうしたらいいんでしょうか?!
お蕎麦は職人さんが一生懸命作ってくれて、とっても美味しいでしょう。
そばつゆが問題です。そのそばつゆは本当に美味しいですか?!
普通家でそばつゆを作るときは、市販の濃縮タイプのそばつゆや、おそばに添付されているそばつゆを使いますよね。
でもなんだかお店で食べるときと味が違うし、旨み自体なんか別のもののような気がしませんか?
蕎麦自体は美味しいのに、そばつゆが美味しくなかったら、元も子もありません。。。。
だったら美味しいそばつゆを自分で作って、美味しい蕎麦を食べませんか!?
そばつゆの作り方が分からないひとも、とても簡単ですから、ぜひとも一度そばつゆを自分で作ってみて、市販のそばつゆや、お店のそばつゆと味を比べてみてください。
そばつゆの作り方を知っている方も、今まで以上に美味しくするためにも、そばつゆの味をどんどん改良してみましょう。
そばつゆの作り方 「そばつゆの中身を理解しよう」
プロの作るそばつゆはどうやって作られているのでしょうか?
「本返し」+「出汁」=「そばつゆ」
本返しってなんでしょうか?
本返しとは、醤油をパワーアップさせた、スーパー調味料です。
とっても作り方は簡単です。
【通常の本返しの作り方】
醤油 140 CCみりん 大さじ3
砂糖 1 1/2
武州屋ではちょっと違います。
【武州屋の本返しの作り方】
醤油 140 CCみりん 大さじ4
黒糖 2かけ
みりんをちょっと多くして、砂糖ではなく黒糖を使っています。
精製された砂糖より、黒糖のほうがコクがあるし、ミネラルも豊富なんで、黒糖をつかっています。
甘さは自分でいい味に調整してみてください。
そばつゆの作り方 本返しの作り方をご説明
順番がとても大切ですので、順番さえ間違えなければ、どうやても美味しくできますので、ご安心ください(笑)
- みりんを強火にかけて、20~30秒沸騰させて、アルコールを飛ばします。
- 黒糖をいれる。すぐには溶けないので、次の醤油を入れてから溶かします。
- 醤油を入れる 中火程度で砂糖を溶かす。
全部溶かしきらなくても、ビンなどにいれておけば自然と溶けます。
アクがでてきたらとりましょう。

そばつゆの作り方1:
みりんを鍋にいれ強火で、アルコールを飛ばそう!

そばつゆの作り方2:
普通は精製された砂糖を使いますが、黒糖の方が体には優しいです。美味しいし!

そばつゆの作り方3:
中火程度で黒糖を入れる。ちょっと溶けてきたら、次の工程へ。

そばつゆの作り方4:
醤油をいれて黒糖をつぶしながら溶かす。
溶かしきらなくても、余熱で溶けます。
これで本返しは完成です!
これを数日寝かしてから使いますが、うちでは作ってすぐ使うこともあります。
寝かさなくても、十分美味しいですよ。
本返しは日持ちしますので、ビンにいれて冷蔵庫で保存します。
そばつゆの作り方 そばつゆ用に出汁を引きます。
そばつゆの出汁の取り方は、普通のときとちょっと違います。
通常は荒削り節という、分厚い削り節を使います。
これとかつおの削り節をあわせて出汁をとるそうです。
武州屋では荒削り節を使いません!
荒削り節の代わりに、椎茸の出汁を使います。
【武州屋の出汁の引き方・材料】
1.水:2000cc2.昆布:1枚(日高昆布でいいと思います。)
3.椎茸戻し汁:50~100CC(冷蔵庫で1日ほど水戻ししたもの)
4.花かつお:40~50グラム

そばつゆの出汁の引き方1:
普通の出汁とちょっと違いますよ。
昆布はぬれたフキンなどで軽く汚れをとり、水をいれた鍋に昆布をいれ中火にかけます。

そばつゆの出汁の引き方2:
水をはった鍋に昆布をいれましょう。 そばつゆには濃い出汁が必要ですから、沸騰してからも取り出さないで、3分位そのままにしておきます。

そばつゆの出汁の引き方3:
昆布を取り出し、花かつおを入れて、弱火で4~5分煮出します。
強火で煮立たせると、出汁がかなり濁ります。
アクがでてきますので、随時とってあげましょう。

そばつゆの出汁の引き方4:
削り節が入っているところへ、椎茸の戻し汁と戻しておいた椎茸を入れましょう。
椎茸の戻し汁はとても美味しい出汁になります。

そばつゆの出汁の引き方5:
武州屋の椎茸はかなり強い出汁がでますから、自分の好みの味にするために、量を調節してください。
入れ過ぎてしまっても他の出汁がわからなくなりますから、適量を。
椎茸は2個くらいでOKです。

そばつゆの出汁の引き方6:
椎茸はお蕎麦に入れるととても旨い!刻んで入れましょう。

そばつゆの出汁の引き方7:
50~100CC入れたら、4~5分中火程度(中火で沸騰しないような温度で)で火を通します。

そばつゆの出汁の引き方8:
あとはキッチンペーパー、フキンなどでこせば、そばつゆ出汁の完成☆
昆布と花かつお、椎茸の3つ この蕎麦だしは、最高に美味しいです!
普通の料理なら、花かつおで出汁をとるのが面倒くさいという方は、
椎茸の戻し汁が美味しい出汁になりますから、ぜひ試してみてください。
出汁があるか無いかでは、料理の味がぜんぜん違いますからね!
市販の粉末状の出汁になる粉がありますが、ぜひ、使わないでもらいたいですね。
本当の出汁の味をお子様に覚えてもらってください。
将来出汁の味が分からない大人になってしまいますからね!
椎茸を水戻しした出汁は、加熱をすると旨みに変わります。
そして、旨みができると同時に、その旨みも少しずつ壊れていきます。
「椎茸出汁 + 熱 →旨みが出来る → 時間がたつにつれて、旨みが壊れる」
以上のサイクルが熱を加えると始まります。
ですから、戻している最中に温かいところで戻したりすると、旨み成分がどんどん無くなっていきます。
出汁をとるまでに、絶対に熱を加えないでください。
電子レンジで戻すと、あっという間に旨みが消えてしまいますから、
絶対に、絶対に!絶対にやらないでください。
→武州屋の【美味しい干し椎茸の戻し方】はこちらをご覧ください。
本返しと出汁をあわせて、そばつゆ作りの完成。
重要なのは「本返しと出汁の比率」です。
【盛りそば・ざるそば などの そばつゆの作り方(辛汁)】
本返し1(50CC)に対して 出汁3(150CC)の出汁を加えます。
ただ混ぜるだけでそのままでOKです。
本返し1:出汁3です。
【かけそばなどのそばつゆの作り方(甘汁)】
本返し1(50CC)に対して 出汁8(400CC)の出汁を加えます。
二つをあわせたら、鍋で温めます。
沸騰させると、旨みが飛んでしまいますから、沸騰させないでくださいね!
本返し1:出汁8です。
そばつゆの味の好みは、やはり各家庭で味の好みがありますから、色々と試してみてください。
そばつゆが薄味がよければ出汁を多めにしたり、濃い味がよければ本返しを多めにしてみましょう。
作ってみたら、市販のそばゆつなどと香りや味をを飲み比べてみてください!
その違いにびっくらするとおもいますよ(笑)
ぜんぜん違いますから♪
一回目でなんとなく上手に行かなくても、なんども作ってみてください。
だんだんと分かってきますので、自分で工夫をしながら、健康によい、
美味しいそばつゆをつくってみてくださいねっ☆彡